卵を手軽に食べたくて、最近はまとめて温泉玉子を作っています。
鍋にたっぷりお湯をわかし、火を止めて卵をそっと沈め、あとは十五分待つだけ――とても簡単なはずなのですが、これが意外とうまくいきません。
火が少し強かったのか、余熱が効きすぎたのか、仕上がりはいつも想像よりかため。二回試して二回とも同じ結果だったので、思わず「どうして?」と卵を見つめてしまいました。
そして今朝、三度目の挑戦。
お湯の温度も時間も慎重にしてみたけれど、さて、今度こそ理想のとろり具合になるでしょうか。
卵一つにも小さなドラマがあるものだなあ……と、鍋のふちを覗き込みながら思いました。
よしえ