最近、「甲州八珍果」という言葉を知りました。
山梨では江戸時代から果物の産地として栄え、ぶどう、梨、桃、柿、栗、りんご、ざくろ、くるみ——これら八つの果実が“甲州八珍果”と呼ばれていたそうです。
当時は甲州街道を通って江戸へ運ばれ、人々に喜ばれていたのだとか。
「フルーツ王国・山梨」という今の姿は、実は江戸の頃から続く歴史の延長線にあるのですね。
そして現在、山梨の果物は東京だけでなく、全国、さらには海外にまで広がっています。
昔も今も、人々の暮らしに甘やかな彩りを添えてきたのだと思うと、なんだか胸が温かくなりました。
よしえ